どう思う? by SHI-GE
ニューヨーク(CNN) 若い男性の間で流行している、腰辺りでズボンを履くいわゆる「ずり下げズボン」の習慣をやめさせようと、ニューヨーク州議会の上院議員がブルックリンなどの繁華街にキャンペーン看板を設置する計画を立てている。キャッチコピーは「Raise your pants, raise your image(ズボンを上げてイメージを上げろ)」。
エリック・アダムズ議員(民主党)の計画では、看板6枚を設置する。アダムズ議員は、ずり下げズボンが元々、受刑囚らのスタイルであったことをふまえ、頭ごなしに禁止するのではなく、この看板をきっかけに議論を始めたいとしている。
アダムズ議員はかつて、ニューヨーク市警の署長を務めていた。警官時代の経験に基づくと、若い男性が問題に巻き込まれる最初の指標が、ずり下げズボンのスタイルだという。
ずり下げズボンについては近年、全米でも議論が高まっている。フロリダ州リビエラ・ビーチやミシガン州フリントでは、ずり下げズボン禁止条例が可決された。しかし、リビエラ・ビーチではその後、この条例は憲法違反であるとの判断されている。
若者の反応もさまざま。バージニア州ハンプトンの高校では、17歳の生徒会長が自主的にずり下げズボンをやめようと呼び掛ける学内キャンペーンを始めた。「今の雇用情勢は非常に厳しい。もしも、候補者が2人いて、片方がきちんとした身なりで、もう一人がずり下げズボンだったら、企業は身なりがきちんとした方を採用する」と話している。
一方、ミネソタ州の17歳男子生徒は、「学校は、生徒が好きな格好をできるようにすべきだ。生徒の表現の自由を尊重するべき」と主張している。
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