警部補、飲酒運転摘発で数値水増しか…逮捕へ
(読売新聞 - 03月06日 14:13)
大阪府警泉南署の男性警部補が、飲酒運転の取り締まりをした際、水増ししたうそのアルコール検出数値を交通切符に記載した疑いが強まり、府警は6日、この警部補について、虚偽有印公文書作成、同行使の疑いで、逮捕状を請求し、取り調べを始めた。
容疑が固まり次第、逮捕する。捏造(ねつぞう)した数値をもとに運転者を摘発していたとされ、府警は詳しく事情を聞いている。警部補は容疑を否認しているという。
捜査関係者によると、警部補は同署交通課に所属。昨年9月頃、同府泉南市内で飲酒検問を実施中、ミニバイクを運転していた60歳代の男性について、呼気1リットルあたり0・15ミリ・グラムを超えるアルコールが検出されたよう交通切符を捏造し、交付した疑いが持たれている。